ワセダグランド商店会について
当商店会は昭和25年「ワセダグランド商工会」として発足し、同35年「ワセダグランド商店会」に改名し現在に至ります。早稲田通りに面した文教地区に位置し、早稲田大学を中心に周辺7商店会と古書店街で形成された 早稲田大学周辺の7つの商店会 で形成される「早稲田大学周辺連合商店会」の一角を成しています。
商店会エリアは馬場下町から西早稲田を超えて早稲田通りを中心に広範囲にわたり、加盟店数は80を上回り、早稲田の街のなかで一番の大所帯商店会です。
商店会長ご挨拶
令和元年よりワセダグランド商店会の会長に就任いたしました。
前会長の功績を引き継ぎ、 商店会長として 皆さまに貢献できるよう邁進してまいります。
外部環境におかれましては,現在日本経済は大きく落込んでおり、お店の経営も影響を受けております。そのようななかで、街全体を活性化していくためには、商店会として加盟店の皆さまが商品やサービスの提供など日々の業務に専念できるよう、お客様のニーズや時代の変化に合わせた、IT化や多様化する決済手段へのサポートが不可欠となってきました。
2020年に当商店会のホームページを作成し、会員の皆さまに日々の営業に役立てて頂けるような迅速な情報提供、加えてお客様に向けて各店舗が情報を発信できる体制を構築いたしました。また、同時に公衆無線LANサービスShinjuku Free Wi-Fiに登録しお客様がキャッシュレス決済し易い環境も整えております。
この先も厳しい状況は続くと思われますが、加盟店の皆さまと商店街一丸となって明るい街づくりに取り組んでまいりますので、今後ともワセダグランド商店会をよろしくお願いいたします。
早稲田の街と歴史 茶屋町通りと旧跡高田馬場
茶屋町通りの南側に東西に細長くあった昔の高田馬場も、今ではビルと住宅にすっかり埋めつくされています。三代将軍家光公が幕臣の馬術の練習の場として寛永一三(一六三六)年築造して以来、幕府公儀の場として置かれていました。一六四六(正保三)年下戸塚が牛込済松寺の寺領となった時、済松寺の能貞坊という僧侶が、馬場を横切る道をつけて、慶長年間からあった番所を廃して水茶屋を開かせたといわれています。それから後に馬場のそばに茶店が次第に増えて、延宝八(一六八〇)年ごろから、春秋の好季節には賭かけ的まと、大的、小的、騎射、能囃子、土佐浄瑠璃、外記節、曲芸、かるわざなどが馬場で行われると、鬼子母神や新井薬師へ参詣する人などがここに立ち寄って遊んでいき、茶屋も賑わいました。