早稲田大学におけるテナントの皆様
総務課の大石です。
緊急事態宣言の解除を受け、
早稲田大学では、学生・教職員に向け、以下ように文書を発信し、
キャンパス立入禁止を段階的に解除をしていくこととなりました。
飲食店やショップにおきましては、感染拡大の予防措置を行っていただくことで、
店内を含む営業が可能となります。
(東京都のガイドランやロードマップもご確認ください)
なお、営業に際しましては、感染防止対策の具体的内容と
営業時間を総務課までご連絡くださいますようお願いいたします。
ただ現在も、感染のリスクがなくなったわけではなく、
学生・教職員が集中してキャンパスに入構することを避けるために、
キャンパスの開門や教育研究活動等に関するサービス提供は、
段階的に実施していくこととなりました。
このため学生がキャンパスでできることがかなり限られた状況となります。
どうぞご理解くださいますようお願いいたします。
(博物館については開館情報がわかり次第関係する方に個別にご連絡いたします)
教育研究サービス等の提供については、順次以下のWebサイトに掲載予定です。
引き続きよろしくお願いいたします。
ーー以下発信文書ーー
早稲田大学の学生・教職員の皆さんへ
早稲田大学総長 田中愛治
2020年5月25日(月)の政府、ならびに東京都・埼玉県の緊急事態宣言解除の発表を受け、早稲田大学は6月1日(月)より、各キャンパスの構内立入禁止を段階的に徐々に解除し、「新しい日常」に向かって進むことにいたします。しかし、緊急事態宣言が解除されても、新型コロナウイルス感染症拡大の危機は続きます。早稲田大学は、第1に、学生ならびに教職員の健康と生命を守ることを最優先とし、第2に教育を提供する責務を果たし、第3にどのような環境でも研究を継続することを使命と考えていますので、この3つの使命の遂行に沿って、今後の方針を定めていきます。したがって、直ちに大学のすべての機能を再開することはせず、在宅研究・在宅勤務を原則として、安全を確認しながら、段階的に再開を進めていきます。以下、今後の方針とその理由を述べますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
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基本方針
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Ⅰ.オンライン授業を継続するため、海外や地方から首都圏に移動する必要はありません。
Ⅱ.キャンパスの立入禁止解除は段階的に行います。不要不急の登校・出校・出勤は避けてください。安全を確保しつつ一歩ずつ、規制緩和を行う方針です。
Ⅲ.研究を継続するための図書館、研究室の利用は、学生・教職員の生命と健康を守るため、原則として在宅研究・在宅勤務を継続し、対象者を区切りながら段階的に、制限を徐々に解除して行く予定です。
Ⅳ.学生生活は、「新しい日常」に適用するよう、皆さんの自制心を持った行動を求めます。
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Ⅰ.オンライン授業の継続
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2020年度の春学期(春セメスター、または春クォーターおよび夏クォーター)の授業は、すべて最後までオンラインで行います。その理由は、次のとおりです。 早稲田大学の学生の約3割(1万5千名)は、首都圏以外の出身者です。そのほか、約4千5百名の留学生がおります。あわせて約2万名の学生は、首都圏に戻って来られず、実家のある地域で、オンラインで授業を受けています。緊急事態宣言が解除されても、彼らは、すぐに各キャンパスに登校できるわけではありません。
早稲田大学は、SDGsの「誰一人も取り残さない」の精神に沿って、今回の新型コロナウイルス感染症拡大に対応する政策・方針を定めています。「しなやかな感性」を発揮して、自分とは異なる環境にいる他の学生のことを配慮していただきたいと思います。
なお、在宅でWiFi環境を改善するための新たな支援策を準備中です。近日中にお知らせできると思いますので、MyWasedaでのお知らせと大学からの周知のメールに注意してください。
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Ⅱ.各キャンパスへの立入禁止の段階的解除
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各キャンパスの門を開いた後でも、感染拡大を防ぐため3密を起こさないように徹底し、安全を確認しながら徐々に本学の機能を再開していきます。感染拡大など予想外の事態が起こらなければ、次のとおり段階的に各キャンパスの閉鎖を解除していきます。
(1) 6月1日(月)から、各キャンパスの警備員のいる門を開門しますが、入構には学生証・教職員証の提示が必要です。学生の入構可能時間は午前10時から午後4時までです。各種証明書の自動発行機は利用可能(卒業見込証明書の発行は7月1日以降)になりますが、教室、学生ラウンジ、学部・研究科の事務所にはまだ入れません。6月中旬からは徐々に規制を緩和していきたいと考えています。
(2) 6月1日(月)から、早稲田ポータルオフィス(早稲田キャンパス7号館)において事前予約制による対面サービスを再開いたします。
(3) 各キャンパスのその他の門の開放と、各学部・研究科の事務所の開室については、今後の感染拡大・収束の状況などを考慮しながら、段階的に進めたいと考えています。
★今後の方針については、大学からのお知らせを注視してください。
★西早稲田キャンパスについては、理工学術院のウェブサイトをご参照ください。
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Ⅲ.研究活動の継続
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教員・学生の皆さんには、基本的に在宅研究を継続していただきます。
(1) 図書館の利用: 各キャンパス立入禁止の解除後も、図書館に一度に大勢の人が集まり3密の状態が生じないように、6月中旬を目標に、制限付きでの利用再開や開館を段階的に徐々に時間をかけて行う予定です。詳細は別途お知らせします。
(2) 共通PC室の利用: 6月中旬を目標に、3密の状態が生じない形で、人数と時間の制限付きでの利用を認める準備を進めます。時期と詳細は別途お知らせします。
(3) 研究室への入室: 教員の皆さんには原則として、在宅研究の継続をお願いします。学生の皆さんは、博士論文・修士論文ならびに9月卒業の学部生の卒業論文の作成のための実験などの目的での方を優先しますが、学生の入場数と入構時間についての制限を定めますので、時期や対象者などの詳細は別途お知らせします。
★上記の日程はあくまでも目標であり、今後の感染拡大・収束の状況などの変化によって変更する可能性があります。
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Ⅳ.学生生活の段階的な再開に向けて
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学生生活の段階的再開に際して、絶対に守るべきは、3密を避け感染を拡大しないという強い決意を学生各自が持ち、物事を判断して行動することです。
(1) 学生の課外活動については、安全を確保しながら段階的に規制を緩和して活動の再開をめざしますが、詳細は学生部からのお知らせを注視してください。
(2) 体育各部の活動については、安全を確保しながら段階的に規制を緩和して活動の再開をめざしますが、詳細は競技スポーツセンターからのお知らせを注視してください。
(3) 保健センターの学生相談室も、6月中旬を目標に相談の受け付け開始をめざしますので、学生部からのお知らせを注視してください。
(4) 2020年8月1日までは、すべてのコンパ、打ち上げなどを禁止します。
(5) 学生が個々人で集まって会食すること、ことに飲み会は、当面の間、極力自粛してください。
結び: 学生の皆さんも教職員も、わたしたち一人一人が、「自分がいま健康に活動できているとしても、いつの間にか感染して、家族や友人を感染させるか分からない」という認識を明確に持たなくてはなりません。そのことのご理解とご協力をお願いいたします。 秋には皆さんと、元気にお会いできることを楽しみにしています。